男性不妊治療について

男性の不妊原因

不妊は、女性側の問題だけではなく、4割から5割は男性側にも原因があると言われています。

  1. 精子の数が少ない
  2. 運動率が低い
  3. 奇形率が高い
  4. 性欲減少、勃起不全(ED)

などが主な要因です。

男性不妊の原因・症状

無精子症

造精機能障害の中で最も重く、精液中に精子がいない状態
「閉塞性無精子症」と「非閉塞性無精子症」がある

乏精子症

精液内の精子数が少ない

精子無力症

精子数は正常だが、運動率が悪い状態

精索静脈瘤

精索と呼ばれる部分の静脈に瘤ができた状態

先天性精管欠損

生まれつき精管がなく、精子が精巣内に閉じこめられた状態

膿精液症

前立腺や精嚢などの炎症により、精液中に白血球が増加し、精子の運動率を低下させる状態

無精液症

精液が造られない状態

逆行性射精

精液が尿道に送られず、膀胱に逆行する状態

膣内射精障害

膣内で射精することが難しい状態

遺伝的な問題 

鍼灸効果について

西洋医学的に器質的な原因がない場合、機能的な問題の場合は鍼灸治療の適応となります。

中医学での不妊とは?

中医学では、腎の機能により、精子が作られるとし、腎の機能低下から、男性不妊が起こると考えます。
精子の生産力と量、質、生命力は、腎の機能が影響します。
ストレス、睡眠不足、お酒の飲みすぎ、油の多いもの、甘いものの摂りすぎにより、腎の機能が低下します(腎虚といいます)。
腎虚になると、腰・膝がだるい、元気でない、性欲の減退、勃起不全が起こります。
舌の色が白っぽい、腎の脈が弱い、ひどい場合は寝汗(盗汗)がでます。

治療方法

施術内容
  1. 鍼灸と中国伝統療法(オリジナルへそ灸、磁気治療)
  2. ホームケアアドバイス(漢方、薬膳茶、生活改善)
施術目標
  • 脳の視床下部・下垂体機能の調整により、身体全体、自律神経、ホルモンバランスの乱れを修復する
  • 生殖器を支配する経絡の気血の流れをよくする
  • 腎の機能の正常化をはかります。

期待出来る効果

  • 男性機能の正常化
  • ホルモンバランスを司る、脳の視床下部・下垂体機能の調整 → 自律神経やホルモンバランス
    の調整
  • ストレスの緩和やリラクゼーション効果
  • 骨盤内の血液循環改善、睾丸・陰茎の発育促進と生殖機能を向上
  • 睾丸への血流循環とホルモン供給の改善 → 睾丸の萎縮を予防し、良質な精子を獲得
  • 男性ホルモンの分泌機能向上、精力増強
  • 細胞若返りの促進