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腎は妊娠にとても大事な臓器です。腎の気を高めることで卵巣を若返らせ、妊娠しやすい環境にします。
「腎」は人体の活動エネルギー=元気の源です
西洋医学から見た「腎」とは異なり、東洋医学から見た「腎」はホルモンバランスの調整や卵胞の成長・子宮への着床などと関係が深い臓器です。
卵巣機能の低下は、腎の機能の充実度と深い関係があります。つまり、腎の機能が生殖能力を左右するのです。
迎春堂鍼灸治療は中国伝統医学に基づく独自の治療で、補腎・温経、気血を整え、卵巣の働きを活性化!妊娠・出産力を最大限に導きます。
「腎」は現代医学の腎臓と同じではなく、東洋医学では成長・発育・生殖を主る臓器と言われています。
また泌尿器系、生殖系、内分泌系、脊髄また内臓諸器官の機能と深い関係があります。
「腎」には「蔵精」という生理機能があります。
「蔵精」は不妊鍼灸治療において重要な機能の一つです。
「腎」には精が貯えられていると言われ、その「精」は二種類あります。
一つは「先天の精」。これは、父母からもらう生命エネルギーであり生殖の精でもあります。
次に「後天の精」ですが、これは飲食物から消化器系を通じて得る精のことです。
東洋的には「脾・胃」の臓腑が機能しその臓腑の力で化生、産生されて精となり「腎」に貯えられるのです。
「精」とは生命エネルギーであり、人体の各種機能を支える重要な物質のことです。
「先天の精」は母親のお腹の中の胎児時期から存在しており、出生後は、「後天の精」が精を補っていくと言われます。この大切な「精」は腎に蔵されています。これを「腎精」と言います。
出生後、「後天の精から」精が補われ、腎の精は次第に充足し腎の精気が満ちていくと
「天癸」とよばられる物質の生成が起こります。
「天癸」が生成されると生殖能力が整い、女性は月経、排卵、妊娠、出産ができ、
男性は精子を産生することがと考えられているのです。
腎精は貯めるだけでは無く、日々消費されるものです。
睡眠不足やストレス、バランスの悪い食生活などは精を減らします。
腎精を充足するためには、食事・睡眠・運動が大切です。
また食事から摂った栄養素を効率的に摂取できる体作りも重要です。
鍼灸治療は、腎精を補い体の各機能を調整すると言われます。
不妊鍼灸治療では、特に「腎」の機能を高めることを重視しております。
鍼灸治療で「腎精」を補い、妊娠力の高い体を作っていきましょう。
また「腎精」を補うことは、受精能力の高い精子の産生力を高めますので、
パートナーとご一緒に鍼灸治療を行うことをお勧め致します。
東洋医学で「腎」は、人体の成長発育の根本、各臓器の機能活動の根本、元陰、元陽を貯蔵すると考えられています。そんな大切な「腎」ですが、その生理状態はストレスの多い生活・睡眠不足・バランスの悪い食事などで崩れてしまうのです。
「腎」のバランスが崩れると、妊娠する力、妊娠を継続する力が弱まることから、不妊鍼灸治療では、「腎の陰陽のバランスを調整する」ことを一番に重視しています。腎の生理機能が弱まった状態を腎虚証といい、腎陽虚・腎陰虚の2種類に分かれます。
体を温めるエネルギーである気が不足し、腎の機能が弱い状態です。
男性で「腎」が弱い場合は腎陽虚の方が多くみられます。下記は男性に見られる腎陽虚の症状です。
女性の生殖能力は「腎」によってコントロールされています。排卵が起こり、卵胞が黄体に変化、体温が上昇しスムーズに高温期に移行するためには、「陽」の体を温める力が必要です。
また受精・着床、妊娠時にも「陽」の力が関わっています。下記は、女性の腎陽虚の方に多く見られる症状です。
体を潤し、滋養する作用のある陰が不足した状態です。女性の低温期は、「陰」の力。低温期は卵胞が育つ大切な時期です。「陰」の力が十分にあると良質な卵を育てることができます。
「陰」の力が不足すると、卵胞の成長が悪くなり、妊娠しにくくなります。
妊娠する力、妊娠を継続する力を高めるためには、男女ともに「腎の陰陽のバランス」が重要です。
そのため、当院では「腎陰・腎陽」をともに高めバランスをとる治療を重視しております。
以上、腎陽の力を高めることで妊娠しやすい体を作ります。
以上、腎陰の力を高めることで、陰陽のバランスを改善。補腎・養血することで卵胞の発育を促進、良質な卵を作ります。妊娠出産できる体を作ります。
43歳、初診 不妊症
舌赤、無苔、脈細
月経量少、おりもの少ない、のぼせ、汗が出やすい、睡眠浅い
採卵すると、未成熟卵、空胞が多い
2か月半、鍼灸と中国伝統療法と自宅でできるツボ治療を行い、
3個採卵(成熟卵1→胚盤胞、未成熟卵1→胚盤胞、1個→×)
さらに1か月後に移植し、妊娠されました。
卵子の若返りイメージ