3月21日 お彼岸と不妊鍼灸治療の話 3月18日~24日春のお彼岸といえば「ぼた餅」ですね。ぼた餅の小豆の赤色には災いが身に降り かからないようにするおまじないの効果があるそうです。 また、小豆や大豆などの豆類のなかに多く含まれるイソフラボンは、植物性エストロゲンと呼ばれ、 女性ホルモンと似たような働きをし、女性ホルモンのバランス調整機能があります。特に婦人科系 疾患に効果的で改善する力に最も優れている豆類は小豆であり、不妊鍼灸治療をはじめとする婦人 科疾患を治療中の女性の方々には心強い味方なのです。 是非、美味しい「ぼた餅」召し上がって下さい。
3月14日 不妊症の原因は様々ですが、パートナーのうち男性側か女性側、または男女両方 にある場合があります。ですから、ここでどちらか一方のせいにするのではなく、お互いに協力し 合ってほしいですね。一方だけの治療ではなく、女性は質の良い卵と着床環境を整え、男性は 増精、と質の良い精子が出来るように体質を改善して欲しいと願っています。 妊娠は二人の協力あってのことです。どちらかが欠けては成立しません。 身体も心も健やかにあって欲しいものです。 最近ではご夫婦そろって不妊鍼灸治療を受けにいらっしゃる方も増えています。 二人のことは二人のこととして向き合える、そういった人達が増えている証拠ですね...
3月7日 「肝も養生を」 不妊症は腎が大切とはよく聞きますが、実は肝もとても大切なのです。 肝は血を蔵すと言われています。 その血を必要に応じて、女子胞(女性生殖器)に送り、その血で正常に保っています。 肝の血が瘀血の状態になると、女子胞に血が行かなくなり、不妊症や婦人病など様々な症状が現れます。 血行を良くして瘀血にならないためにも、足元を温めることを当不妊鍼灸院はお勧めします。 特に絹の五本指靴下⇒綿の五本指靴下⇒絹の靴下⇒綿の靴下の重ね履きは、きっと冬溜まった毒素の 排出をお手伝いしてくれると思います。 また体温を作るのに、肝は必要な臓器でもありますの...
2月28日 大極図と月経周期 当不妊鍼灸院の壁にも貼ってある、白と黒の勾玉を合わせたような図、これを「大極図」といいます。 この図の白は「陽」を、黒は「陰」を意味しています。白と黒の曲線を目で追ってみましょう。一方が低下 していくともう片方がその分増え、増加しきってしまうと白は黒に、黒は白に転化するという陰陽のはた らきを、この大極図の中に見る事ができます。 万物あらゆるものは、陰陽の二つに表すことができ、また互いに依存しあいながら成り立っています。 当不妊鍼灸院では、この図に込められた意味を、月経周期、そして不妊鍼灸治療へ応用しています。 月経期 (陽から陰へ) 黄体期は陽の期間です...
2月21日 不妊・生理痛改善の骨盤ストレッチ この時期は、寒さ対策をされている方が多いとおもいますが、身体が冷えると全体の血液の循環が 悪くなります。 卵巣が冷えてしまうと、卵巣への血流不足で卵胞分泌ホルモンが分泌されにくくなったり、 卵胞の発育が悪くなり排卵しなかったり、体外受精の際に十分に発育した得られない事もあります。 また、生理痛・生理不順・子宮の病気を引き起こす元になり、着床がしにくくなることもあります。 身体の外から暖める事はもちろん身体の内部から暖める事も大切です。 寒い時期は運動を避けがちですが、身体をほぐしてくれるストレッチは血行が良くなり身体を暖め、 子宮や卵巣へ...
2月14日 春を迎えるために 立春を迎えたものの、まだまだ春とは遠いお天気が続いています。 春は動物が冬眠から目覚め、植物は新芽をだし成長を始める季節です。 外がどんなに真冬の寒さでも、些細な光の変化だけでも身体は反応し、少しずつ春に対応出来るように働き 始めます。同じように人間の身体も活発になるため、卵巣や子宮の働きも活発になり、特に妊娠しやすい季節 でもあります。その一方、冬にぐっと抑えていたものが春になり緩んでくると同時に出てくるため、油断をすると 活発になりすぎて気血が昇りすぎてしまうことがあります。 特に2月は春の症状、例えばめまい・疲れ目、気分の高揚、新陳代謝が活発になって起...
2月7日 易経について 暦通りの春到来を思わせる暖かい日が来たかと思ったら、極寒の真冬に逆戻り。街にはインフルエンザ やらPM2.5やらが蔓延していて体調管理がとても難しい今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。 さて、今日は易経(エキキョウ)についてのお話をいたします。易経とは、紀元前7世紀ごろに周の時代の 中国で成立した書で、簡単に云うと、ある法則にしたがって、物事の状態や変化を表現あるいは予測し、 森羅万象を体系化したものです。哲学書として、あるいは儒教の経典として、また当たるも八卦、でおなじ みの占いのテキスト等として用いられてきました(皆さんも●●易断、という占いの名称、聞...
12月27日 不妊治療中のちょっとした工夫 身体は寒さを感じると、先ずは大事な内蔵を優先的に温めようと、脳は末梢の血管を収縮させて 手足に送るべき血液まで内臓に送るように指示します。すると手足はどんどん冷えていきます。 よって常に内臓おなか周りを温まった状態で保てれば、手足に血液が循環し冷え知らずになる わけです。腹巻き、ひざ掛けを使用し下腹部、腰の中心などを温めると自然に手足が温まるしく みです。お腹が冷えると子宮、卵巣の機能が低下します。下半身を締め付ける服装は、血行が 悪くなり生殖機能に悪影響を与えます。また、窮屈な靴や、つま先が痛くなるハイヒールは足の 血行を悪くし、冷えの原因に...
12月20日 不妊症の原因 不妊症の原因と一口にいってみても原因はさまざまです。排卵・受精・着床が妊娠の3大関門です。この過程においての障害が不妊症につながります。多くあげられる原因を今回はお話していきます。 排卵障害 卵子が十分に育たなかったり、きちんと排卵されなくなったりします。この無排卵は、ストレスが原因のものもあれば、無理なダイエットによるホルモンバランスの乱れが原因の場合があります。こころの不調からホルモンバランスをくずしてしまい、排卵が起こらなくなることも少なくありません。子宮内膜症により無排卵になることもあります。 卵管障害(受精ルート障害) 卵管がつまると精子や卵子、...
12月20日 不妊症の原因 不妊症の原因と一口にいってみても原因はさまざまです。排卵・受精・着床が妊娠の3大関門です。この過程においての障害が不妊症につながります。多くあげられる原因を今回はお話していきます。 排卵障害 卵子が十分に育たなかったり、きちんと排卵されなくなったりします。この無排卵は、ストレスが原因のものもあれば、無理なダイエットによるホルモンバランスの乱れが原因の場合があります。こころの不調からホルモンバランスをくずしてしまい、排卵が起こらなくなることも少なくありません。子宮内膜症により無排卵になることもあります。 卵管障害(受精ルート障害) 卵管がつまると精子や卵子、...
12月13日 冬の養生法 最近、急に寒くなってきましたが、風邪などひかれていませんか? 昔から春夏秋冬に合った過ごし方があると言われています。 冬ですと、夜は早く寝、朝はゆっくりと起き、体内の陽気を漏らさないように寒い刺激を避け、体を暖かく包む。 これに背くと冬によく活動する腎気が傷んでしまいます。 すると翌春に足がしびれ、腰が曲がる病気になると言われています。 不妊鍼灸院としてはこう考えます。 腎気は赤ちゃんをお腹の中に留めておくという大切な働きがあります。 不妊治療の皆様は遅くとも11時には寝て、7時間は睡眠を確保して頂けると良いと思います。 なぜなら、脳と腎は深い関係があり、脳を...
12月13日 冬の養生法 最近、急に寒くなってきましたが、風邪などひかれていませんか? 昔から春夏秋冬に合った過ごし方があると言われています。 冬ですと、夜は早く寝、朝はゆっくりと起き、体内の陽気を漏らさないように寒い刺激を避け、体を暖かく包む。 これに背くと冬によく活動する腎気が傷んでしまいます。 すると翌春に足がしびれ、腰が曲がる病気になると言われています。 不妊鍼灸院としてはこう考えます。 腎気は赤ちゃんをお腹の中に留めておくという大切な働きがあります。 不妊治療の皆様は遅くとも11時には寝て、7時間は睡眠を確保して頂けると良いと思います。 なぜなら、脳と腎は深い関係があり、脳を...
12月6日 不妊症の原因 不妊症の原因と一口にいってみても原因はさまざまです。排卵・受精・着床が妊娠の3大関門です。 この過程においての障害が不妊症につながります。多くあげられる原因を今回はお話していきます。 排卵障害 卵子が十分に育たなかったり、きちんと排卵されなくなったりします。この無排卵は、ストレスが原因 のものもあれば、無理なダイエットによるホルモンバランスの乱れが原因の場合があります。こころの 不調からホルモンバランスをくずしてしまい、排卵が起こらなくなることも少なくありません。子宮内膜 症により無排卵になることもあります。 卵管障害(受精ルート障害) 卵管がつまると精子や...
11月29日 冬の過ごし方 立冬を過ぎて約一週間、各地では雪が降り始め、寒い冬の季節となってきました。 東洋医学では、冬と寒は、「腎」に関係すると言われており、特にこの季節は腎を損傷しやすくなると 言われています。 東洋医学でいう「腎」は、水分代謝をする腎臓の働きも含みますが、生殖、成長、老化、骨、骨髄など に関与し生命の根本的な働きをなすと考えます。また、生命力、活力の源とされ、人の成長や発育を 促進したり、生殖機能や若々しさを維持する生命エネルギーのもととなる「精」が蓄えられています。 腎の精が十分にあり、腎の働きが充実していれば生殖機能が充実し、生長や発育がよく聡明で疲れ にくく...
11月15日 立冬を過ぎて約一週間、各地では雪が降り始め、寒い冬の季節となってきました。 東洋医学では、冬と寒は、「腎」に関係すると言われており、特にこの季節は腎を損傷しやすくなると 言われています。 東洋医学でいう「腎」は、水分代謝をする腎臓の働きも含みますが、生殖、成長、老化、骨、骨髄など に関与し生命の根本的な働きをなすと考えます。また、生命力、活力の源とされ、人の成長や発育を 促進したり、生殖機能や若々しさを維持する生命エネルギーのもととなる「精」が蓄えられています。 腎の精が十分にあり、腎の働きが充実していれば生殖機能が充実し、生長や発育がよく聡明で疲れ にくく、病気になりにくい...
10月 25日 不妊鍼灸治療の秋の養生法 近頃は朝晩の気温も随分と下がってきましたね。 秋と言えば、食欲の秋・運動の秋・睡眠の秋・読書の秋。。。と色々ありますが、東洋医学的に秋は「肺」の季節です。 綺麗な空気をゆっくりと大きく吸って秋という季節に身体を順応させましょう。 また、秋は実が成り、種が中に納まり冬を迎える準備をする季節でもあります。 動物が冬眠の準備をし始めるのと同じく人間も大事な「気」を中に納めることが大切です。「肺」を養ってくれる食べ物としては白い物、例えば大根や白菜・梨やりんご等があります。 少し辛いですが生姜もお勧めです。 当院に通う不妊症・不育症・子宮内膜症・子宮筋腺症...
10月18日 今回は、『不妊と睡眠』についてです。 中医学において、睡眠は「陰」と「気」を滋養する大切な時間です。中医学で睡眠時間と「子宝」には深い関係があります。この「陰」が最も深まる時間帯が夜中の0時です。この時間帯に起きていると「陰」をしっかりと補うことが出来ずに「陰不足」の状態になってしまいます。「陰不足」は「子宝」にとって大きな影響があります。最も陰が深まる夜中の0時を挟んだ前後2時間は睡眠を取って、「陰を補う」ことが重要となります。 西洋医学的にも、適切な睡眠時間が「子宝」へ及ぼす影響は「ホルモン分泌」です。夜中0時前後はもっともホルモンが出やすい時間帯であることはよく知ら...
10月11日 足のむくみと不妊 寒い季節になると足のむくみや冷えでお困りの方も多いかと思います。 一過性の足のむくみの原因はいろいろありますが、特に、長時間同じ姿勢での運動不足からおこる血液・リンパ液の循環不良。塩分や糖分の過不足による食習慣の乱れや生活習慣の乱れによる自律神経の乱れから足のむくみが起こります。 足のむくみは足の冷え症を引き起こす原因となります。足の冷えた血液・リンパ液は、腹部を通過するときにお腹を冷やしてしまいます。お腹が冷えてしまうと子宮や卵巣に影響を与えてしまいます。 対処法には、ストレッチやマッサージ、入浴時の温冷浴などで血行を良くすること。適度な量の水分摂取...
9月27日 足のむくみと不妊 寒い季節になると足のむくみや冷えでお困りの方も多いかと思います。 一過性の足のむくみの原因はいろいろありますが、特に、長時間同じ姿勢での運動不足からおこる血液・リンパ液の循環不良。塩分や糖分の過不足による食習慣の乱れや生活習慣の乱れによる自律神経の乱れから足のむくみが起こります。 足のむくみは足の冷え症を引き起こす原因となります。足の冷えた血液・リンパ液は、腹部を通過するときにお腹を冷やしてしまいます。お腹が冷えてしまうと子宮や卵巣に影響を与えてしまいます。 対処法には、ストレッチやマッサージ、入浴時の温冷浴などで血行を良くすること。適度な量の水分摂取。...
9月20日 「体を冷やす食べ物の摂りすぎに気をつけましょう」 妊娠を望む女性は食べる果物の種類に注意しましょう。 例えば、秋にでまわる梨や柿は水分が多く腎に負担をかけ、昔から流産のもととも 云われています。 バナナやパイナップルやマンゴーなどの熱帯原産の果物も、体の熱を冷ます働きが あり、日本人が食べ過ぎると冷えの原因になります。 サラダなどの生野菜、白砂糖なども冷えを促しますので、野菜は温野菜で、お砂糖 は黒砂糖をお勧めします。 白砂糖を使ったお菓子ばかり食べていると慢性的にビタミンやミネラル不足に陥って 血流が悪くなり、体を冷やしてしまうのです。 勿論、上記の果物やお菓子...