7月9日 今回は「五味を意識した食生活」についてお話し致します。 東洋医学では、食物を味によって酸(すっぱい)、苦(苦い)、甘(甘い)、辛(辛い)、 鹹(しお辛い)の5つに分ける考えがあります。そして、五味は、それぞれに肝・心・ 脾・肺・腎に影響すると考えられています。 内臓の調子を考えながら、五味を上手に摂取しましょう。 食べ物に気を使うことで、内臓機能は高まり、体のバランスが整います。 酸:肝臓の働きを整える。アルコール類など飲みすぎた時に効果的。 酢やレモンなどが当てはまります。 苦:熱による咳、出血、胃痛、頭痛などを緩和。胃もたれや下痢など胃腸障害に も効果的。ニガウリやごぼうなどが当てはまります。 甘:胃腸の働きを整えて気や血を補う。 かぼちゃやさつまいもなどが当てはまります。 辛:気や血の巡りをよくする。免疫力増加にも効果的。 生姜や大根、ネギなどが当てはまります。 鹹:利尿効果や便を軟らかくする効果。 塩や昆布などが当てはまります。 食材が旬の季節になると栄養分が増え、一番おいしくなります。 季節に合わせた食材選びを心がけましょう。 そして、妊娠しやすい身体に変えていきましょう。また、当院では妊娠しやすい 身体作りとして、中国伝統の治療法と、当院独自の鍼灸治療を行っています。 それらと並行して食事にも気を配ると大変効果がありますよ。 |
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