Apr 10

眼精疲労と不妊

4月になり、春らしい過ごしやすい季節となりました。
「春」は、東洋医学の五行理論の観点では「眼」「肝」「筋肉」などと同属し、それぞれ密接な関係がある
と考えられています。

「春」は特に「眼」に影響を与えると言われていますが、現代はパソコンやスマートフォンなどの普及により、
季節を問わず眼を酷使する事が多くなりました。
疲れた眼を休息させて回復する ”疲れ眼” よりさらに進んで、眼の疲労感や重圧感を感じる
”眼精疲労” になると、「眼」だけでなく「筋肉」・全身の疲労、頭痛、肩こりなども起こしていきます。

「眼」を酷使するということは、「肝の経絡」・血液の貯蔵庫がストレスの影響を受けて失調し、
全身の気血のめぐりが滞ります。その結果、脳を通じて体が緊張し、男女問わず骨盤内(生殖機能)にも
影響を与えていく事となります。

しかし、現代はパソコンなどのツールは生活に欠かせないものとなり、遠ざけることは容易ではありません。
眼を酷使した後は、眼の周りのツボを押す、眼球の運動など、簡単なケアも眼の休息となります。

4月は新生活スタートの季節でもあり、知らず知らずにストレスを溜めやすい季節です。
不妊鍼灸治療で、少しの時間でも眼を閉じて、疲れた体を緩める時間を作ってみてはいかがでしょうか。
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