Jun 09

自宅でできる健康法

6月に入り、湿気の多い季節になりました。
私たちの体は、多くの水分で成り立っています。梅雨は特に湿度が高くなり、体の中の水分を処理する機能が弱い人は体調が悪くなる人もいます。
このため、湿度が高い季節は、体の中の水分を発散させることが大切です。

鍼灸は、中枢性および反射性の筋緊張の緩和、血液およびリンパ液の循環改善などの作用があり、全身を温め、全身の気血水のバランスを整えます。湿気の多い季節こそ、鍼灸を受けることは体にとても良い事だと思います。
また、お家でできる簡単な健康法は、「入浴」です。

入浴(湯船につかる)は、体を温め、冷えを解消するだけでなく、性腺ホルモンが温熱効果で一時的に増えることも分かっています。血流が増えることで、老廃物も流れます。ぬるめのお湯に入ることで、副交感神経が優位になり、体がリラックスすることで入眠しやすくなります。

しかし、入浴は体に負担をかける側面もあるため、無理をしないことも大切です。
体調がすぐれない時や生理中の経血量が多い時など、体調に合わせて無理をしないようにしましょう。また、不妊治療をされている方は、採卵後や移植後、人工受精後は、シャワーだけにするなど考慮しましょう。

現代は、エアコンの普及により、季節を問わず快適に過ごすことができる反面、暑さなど季節の変化に体がついていけず、体が弱くなってきています。
定期的に鍼灸治療を受けることや入浴で体をしっかり温め、健康的な体作りや妊娠しやすい身体作りをして、この夏も乗り切っていきましょう。
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