Jan 26

舌診とは

東洋医学の診断方法の一つに「舌診」があります。
舌診とは舌の色・形・苔(コケ)・動きを診て病気の場所や身体の状態(内臓・心理状態)を診断することができます。
当院の患者さんで多く見られる舌の状態をいくつかご紹介したいと思います。

(正常な舌)
淡紅色でつやがあり、舌の表面にうっすらと苔が広がっている状態

①気虚タイプ
ぼってりと厚く、舌の縁に歯の痕がつく
疲れやすく、新陳代謝が低下し水分代謝が悪い

②血虚タイプ
舌の色がピンク色よりも淡い
血液不足、貧血傾向がある

③お血タイプ
紫色の舌、シミの様な斑点、舌裏の血管が紫色に膨張している
血液のめぐりが悪く、老廃物が溜まっている

④陽虚タイプ
舌全体に白い苔が広がっている
冷え、胃腸機能の低下

⑤陰虚タイプ
舌全体の赤みが強く、苔が少ない、裂紋(れつもん)という溝ができている、舌が細いなど
水分不足、発熱時にもみられる

※舌を見る時の注意点
コーヒー、みかんなどを食べた後は舌の色が変化します

みなさんも朝起きたらまず舌を見て健康状態をチェックしてみましょう。
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