中医学の診方

4月も半ばというのに寒い日が続いておりました。
漸く、晴れ間が続き春を感じる日々となってきました。
今回は中医学の基本を少しお話致します。
中医学での基本に四診という診方があります。
四つの分野である望診、聞診、問診、切診〔脈診のこと〕を総合して病気を捉えていくことを特徴と
しています。
☆ 望診とは…病人の姿(姿勢や顔色、舌診等)をみていきます。
☆ 聞診とは…病気独特の声調や臭いをみていきます。
☆ 問診とは…症状と原因や体質に関与する事項を聞いていきます。
☆ 切診とは…特有な脈の状態を捉え、五臓六腑の状態をみていきます。
病気は発症から治癒までに様々な過程があり、非常に多くの要因が関与
します。中医学の四診を総合して診ていくことが大切となると考えております。
不妊鍼灸、婦人科疾患を専門とする当院でも、四診を取り入れており、中でも、問診中の脈診、
舌診は重要な情報となっています。
お一人お一人ときちんと向き合い、様々な点から治療方針を決めていきます。
ご不明な点や質問等ありましたら、いつでもスタッフに一声おかけ下さい。

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