東洋医学でいう「腎」

11月15日

立冬を過ぎて約一週間、各地では雪が降り始め、寒い冬の季節となってきました。
東洋医学では、冬と寒は、「腎」に関係すると言われており、特にこの季節は腎を損傷しやすくなると
言われています。
東洋医学でいう「腎」は、水分代謝をする腎臓の働きも含みますが、生殖、成長、老化、骨、骨髄など
に関与し生命の根本的な働きをなすと考えます。また、生命力、活力の源とされ、人の成長や発育を
促進したり、生殖機能や若々しさを維持する生命エネルギーのもととなる「精」が蓄えられています。
腎の精が十分にあり、腎の働きが充実していれば生殖機能が充実し、生長や発育がよく聡明で疲れ
にくく、病気になりにくいと考えられ、腎の機能を高めることは寒い冬を乗り切るだけでなく、不妊治療
に取り組む私たちにはとても大切だといえます。
しかし腎の精は消耗してしまうものであり、内外から補ってあげる必要があります。

まず、腎は冷えに弱いので、身体の内外どちらからも冷やさないようにしましょう。
内からの代表、食材でいうと、黒ゴマ、黒豆、ひじき、きくらげ、わかめ、昆布、めかぶ、もずくなどの
黒い色の食べ物はミネラル分が豊富に含まれて腎機能をしっかりさせていくと言われています。
他にもクルミやサツマイモ、長芋や牡蠣などは腎を補って丈夫にしてくれます。羊肉は身体の中から
温めてくれます。

当鍼灸院でも、男性・女性問わず、腎の機能を高め、腎精を蓄える手助けをする不妊中国伝統療法
を行っております。当鍼灸院の治療で十分リラックスしていただき、バランスよい食事と保温を心が
けて寒い冬を乗りきっていきましょう。

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