Jun 26

東洋医学の陰証と陽証

東洋医学の陰証と陽証


古代中国には「太極(宇宙や物事の究極の始まり)から陰と陽が生まれ、森羅万象のあらゆるものが
生じた」という思想があります。
陰とは、静か、内在的、下降、寒冷、暗い、減退などを表し、陽とは、活動的、外在的、上昇、温熱、
明るい、亢進などを表しています。
そして、この陰陽はお互いに依存関係(単独では存在できない、陰があるから陽があるなどの関係)、
対立関係(互いに対立しているが、制約をすることによりバランスを保つ関係)、転化関係(どちらかが
極限に達すると他方に転化する関係)などの性質により全体的なバランスを保っています。
このことを人体の生理機能にもあてはめ、陰陽のバランスが整っている状態を健康としています。
では、人体において陰証、陽証とは具体的にどのような状態をあらわしているのでしょうか。

○陰証の特徴
内分泌代謝・生理的機能の低下傾向
基礎代謝が低い
発汗が少ない
胃の蠕動不活発である
白湯や温かい食事を好む
尿は清澄である
下痢しやすい
迷走神経緊張型

○陽証の特徴
内分泌代謝・生理的機能の亢進傾向
基礎代謝が高い
発汗が多い
胃の蠕動が活発である
冷たい水や冷たい食事を好む
尿は黄色である
便秘傾向である
交感神経緊張型

などが特徴としてあげられます。
当院では陰陽のバランスを整え、不妊症をはじめ、様々な疾患の治療を行っております。
お気軽にご相談下さい。

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