May 11

加齢と不妊

妊娠する能力は38歳頃から低下し始めると言われています。また、流産率も上昇します。
これらの要因には、卵子の加齢、子宮機能の加齢、内分泌機能の加齢が挙げられます。

1日1000万個以上作られる精子と異なり、卵の数は誕生前から決まっています。誕生時、約200万個ある原始卵胞で、一生のうち排卵されるのはたったの400~500個で、残りは1日30~40個ずつ消滅していきます。
また、年月と共に卵は古くなり、量も減っていくため、
妊娠しづらくなるというわけです。

加齢に伴う卵巣機能の低下は、ホルモン分泌の命令中枢である下垂体にも深く関係しています。
ストレスや疲労を重ねると、下垂体も疲労し、ホルモンバランスが崩れてしまします。


結果、卵巣機能も低下し、元気な卵を保持出来なくなってしまいます。
中医学における不妊
治療は、心と脳を中心に全身調整を施すことで、十分な酸素や栄養、そして新鮮な血液を骨盤内に送り込み、卵巣・子宮の内部から妊娠しやすい環境に改善することが重要と考えています。

また、年齢を重ねていても、生理があれば妊娠する可能性はあります。
当院の患者さんの中には、40歳後半で妊娠された方も多くいらっしゃいます。
不妊治療に限らず、ご自身の体をさまざまな婦人科疾患から守るためにも、出来るだけ早めの診察・治療を受けられる事をおすすめします。
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