加齢と不妊

加齢と不妊


妊娠する能力は、38歳頃から低下し始めると言われています。また、流産率も上昇します。

これらの要因には、卵子の加齢、子宮機能の加齢、内分泌機能の加齢が挙げられます。

1日1000万個以上作られる精子と異なり、卵の数は誕生前から決まっています。


誕生時、約200万個ある原子卵胞は、20代の頃には1回の排卵に向けて、1000個程が目覚めて成長を始めます。

最終的に1つが排卵まで達し、他の卵は排卵することなく閉鎖します。

こうして、年月とともに卵も年を取り、量も減っていくため、妊娠し辛くなるというわけです。

加齢に伴う卵巣機能の低下は、ホルモン分泌の命令中枢である下垂体にも深く関係しています。

ストレスや疲労を重ねると、下垂体も疲労し、ホルモンバランスが崩れてしまします。

結果、卵巣機能も低下し、元気な卵を保持できなくなってしまいます。

中医学における不妊治療は、心と脳を中心に全身調整を施すことで、十分な酸素や栄養、


そして新鮮な血液を骨盤内に送り込み、卵巣・子宮の内部から妊娠しやすい環境に改善することが重要と考えています。

 

また、年齢を重ねていても、生理があれば妊娠する可能性はあります。

当院の患者様のなかには、40代後半で妊娠された方も多くいらっしゃいます。

不妊治療に限らず、ご自身の体をさまざまな婦人科疾患から守るためにも、

出来るだけ早めの診察・治療を受けられることをおすすめいたします。

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