伝統中医学において「瘀血」とは、流れが悪く滞っている血液の事を呼びます。 原因としては血液の循環悪化で、冷え、運動不足、栄養の偏り、ストレス、生活習慣、 飲酒など色々な要因から起こっています。 瘀血の症状として、下記のようなものがあります。 ・目の下のクマ ・顔色が悪い ・肩こり ・冷え性 ・舌の色が黒っぽい紫で、舌の裏の静脈が黒っぽく目立つ ・あざができやすく、傷が治りにくい ・生理不順や生理痛 ・月経血にレバーのような塊 この様な症状が見られたら、瘀血体質だと思われます。 そして瘀血は、子宮筋腫を引き起こすことがあります。 子宮筋腫には、子宮の外にできる漿膜下筋腫、外でも内でもなく筋層内にできる 筋層内筋腫、子宮内膜から内側に向かって成長する粘膜下筋腫があります。 漿膜化筋腫と筋層内筋腫は、比較的大きくなるまで症状が現れないケースが 多くみられますが、粘膜下筋腫は、小さいものでも生理の経血量を多くしたり、 生理痛を引き起こしたりします。子宮内にあるため、受精卵の着床を邪魔したりして、 不妊の原因となります。 循環の悪い汚れた血液は、全身を冷やし、骨盤内の環境を悪化させます。 そして子宮筋腫を成長させてしまうのです。 当鍼灸治療院では瘀血に対する治療として、身体全体を温め、骨盤内の環境を 改善し、血液循環の改善を促していきます。 実際に一回の治療で、冷えていた身体がポカポカしていくのを感じられる患者様が ほとんどです。 不妊症鍼灸治療の第一歩として、まずは瘀血体質を改善して下さい。 |