安産理論

安産の鍼灸治療

不妊治療を継続してこられ、遂に念願の妊娠をした方々、特に高齢妊娠の方に対しては、母体をお守りし、お腹の赤ちゃんを丈夫に育ていくように、妊娠を安定したものにしていかなければなりません。

しかし、母体では妊娠により、新たなhCGホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)分泌が起こり始め、もともとのホルモン分泌量も増加・減少が起こり、従来の安定した体内環境が崩れてしまいます。

この変化
に適応できないと、結果として、つわり・流産・妊娠中毒症などの悪影響に及んでしまいます。
また、むく
み、疲労感、頭痛、腰痛、情緒不安定、体型の変化など様々な変化がみられます。


中医学的にみた主な妊娠合併症

流 産 
 

後期流産(妊娠12週以降22週未満)は、通常母体側の原因で発生します。
体質的に元々
やせ型で平素から体質虚弱、あるいは疲れやすい。
妊娠消耗過多状態が続くと「昇陽受
納作用」が低下し、子宮頚管口が弛緩・無力になり、胎のうが脱出し易くなり流産となります。


妊娠中毒症とつわり

『陽気偏亢』、自律神経・内分泌の中枢とも緊張状態にあると、血管張力が増加した場合に高血圧(妊娠中毒症)になります。
内分泌コントロール系の平衡が崩れると、水分代謝障害で浮腫(むくみ)が発生したり、嘔吐中枢が敏感な状態で胃腸の蠕動運動機能が上逆するまで変調すると、つわりとなります。


胎盤機能低下

血管張力が増加すると血流が減少し、胎盤機能が低下しやすい状態になります。


妊娠中にあける代表的な異常

流 産

全体の約15%に見られますが、40歳以上では25%に上昇することからもわかるように、母体の加齢とともに確率は高まります。

早期流産は、胎児側の異常により全体の13.3%に見られます。
原因として、染色体異常、遺伝病、多胎妊娠などがあげられます。
一方、後期流産は母体側の異常により全体の1.6%に見られます。
原因として、頸管無力症、子宮奇形などが起こり易いです。


先天異常

35歳以上になると、発症率が高くなるのは事実です。
とある調査では、25~29歳で1.88%、35~39歳では2.02%、40歳以上では2.38%の確率となっています。
加齢が影響し易いのは、とりわけ染色体異常(ダウン症など)です。


 
妊娠中毒症

何らかの原因により起こる、妊娠に対する母体の適応不全です。

むくみや蛋白尿、高血圧などの症状が出現したもので、中でも高血圧に注意が必要です。
また、重篤な合併症を引き起こす要因にもなり、注意が必要です。
  


  


  
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