Jun 24

噛む作用とED

6月24日

今回は『噛む作用とED』のお話です。

現在、世界の先進国でEDに悩んでいる方は人口の1割いると報告されています。日本でも約950万人がED患者であるという報告があるのですが、この世界的な統計に当てはめると、日本には約1500万人がいるということになり、950万人よりも実際には更に多いだろうと考えられているのです。およそ10年前の統計では420万人で、倍増していることが示されています。
実際に治療に携わっている現場から、EDには様々なケースがあると報告されています。EDというと以前は成人病を患った高齢者の方に多いと思われていましたが、最近では20代、30代といった比較的若い方の受療率も高いと報告されています。
アンバランスな食事や、運動不足、喫煙、お酒の飲み過ぎ、休養不足などの不規則な生活が原因で陰茎動静脈の血液流入・流出のバランスが乱れた結果、動脈硬化などの器質的な原因により中枢がストレスをうけEDが起こるとされています。

1994年、アメリカの泌尿器科の雑誌に、顎下腺から分泌する唾液に含まれる表皮成長因子が精子の産生とその運動能力に関係することが報告されました。よく噛んで食べると、唾液の分泌が多くなり、表皮成長因子がよく働いて、運動能力の高い精子が数多く生まれ、生殖能力が高まります。生殖能力とともに性欲も高くなりEDが、解消されてきます。歯が丈夫で、よく噛む人は性欲も強く、繁殖能力も強いということが言えます。

当院の治療は男性の生殖系支配の特有経絡と、中枢の興奮・抑制をコントロールすることを中心に鍼灸施術を行い、ストレスを緩和しED改善をはかりっています。ご夫婦で不妊でお悩みの方などもお気軽にお相談下さい。
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