Jul 03

子宮筋腫と瘀血の関係

伝統中医学において「瘀血」とは、流れが悪く滞っている血液の事を呼びます。
原因としては血液の循環悪化で、冷え、運動不足、栄養の偏り、ストレス、生活習慣、
飲酒など色々な要因から起こっています。
瘀血の症状として、下記のようなものがあります。

・目の下のクマ
・顔色が悪い
・肩こり
・冷え性
・舌の色が黒っぽい紫で、舌の裏の静脈が黒っぽく目立つ
・あざができやすく、傷が治りにくい
・生理不順や生理痛
・月経血にレバーのような塊

この様な症状が見られたら、瘀血体質だと思われます。
そして瘀血は、子宮筋腫を引き起こすことがあります。

子宮筋腫には、子宮の外にできる漿膜下筋腫、外でも内でもなく筋層内にできる
筋層内筋腫、子宮内膜から内側に向かって成長する粘膜下筋腫があります。
漿膜化筋腫と筋層内筋腫は、比較的大きくなるまで症状が現れないケースが
多くみられますが、粘膜下筋腫は、小さいものでも生理の経血量を多くしたり、
生理痛を引き起こしたりします。子宮内にあるため、受精卵の着床を邪魔したりして、
不妊の原因となります。
循環の悪い汚れた血液は、全身を冷やし、骨盤内の環境を悪化させます。
そして子宮筋腫を成長させてしまうのです。

当鍼灸治療院では瘀血に対する治療として、身体全体を温め、骨盤内の環境を
改善し、血液循環の改善を促していきます。
実際に一回の治療で、冷えていた身体がポカポカしていくのを感じられる患者様が
ほとんどです。
不妊症鍼灸治療の第一歩として、まずは瘀血体質を改善して下さい。


CALL