May 29

中医学で考える不妊と食べ物

食べ物と体の関係とは?

『医食同源』という言葉は有名ですよね。「食は健康のもと」、つまり、
日頃からバランスの取れた食事をとることが、病気の予防、治療になるのです。

食べたものは胃で消化され、栄養素として体のすみずみへと運ばれます。
この栄養素はそれぞれつながりの深い経絡に入り、臓腑、いわゆる五臓六腑の働きを助けます。
つまり、食べ物には生薬と同じように薬性があり、それぞれに効能があるのです。
 

中医学にみる不妊と臓腑の関係

不妊とは、妊娠適齢期の女性が避妊をせずに、結婚後3年以上経過しても妊娠しない、
または先の妊娠後、数年経っても次の妊娠がなかなか無いことを指します。

中医学では、妊娠に関係するのは、五臓六腑の中でも特に肝・心・脾・腎と考えられています。

受精卵が着床するために、子宮内膜はきれいで栄養たっぷりなサラサラ血液を必要とします。
もちろん、卵巣や精巣にも栄養が不可欠です。
体内の血流の改善良が、質のいい卵子や精子を作る第一歩です。

このサラサラ血液を作るのに大きく関係するのが肝・心・脾・腎です。
ストレスや冷え、疲労といった悩みがこれらの働きを弱らせてしまうことで、
体内の血液の流れが悪くなり、月経不順や不妊症といった症状が現れるのです。

 
不妊対策へのオススメ食材

肝・心・脾・腎の働きを助けて、血液サラサラ、妊娠しやすい身体作りに一役買う、食材をご紹介します。

レバー ・・・肝だけでなく、目の働きも助けます。
バラ茶 ・・・黒糖を加えると効果UP。
ユリネ(百合) } 精神安定や清熱作用があります。
ゴーヤー(苦瓜)
  レンコン ・・・清熱作用や増血作用があります。
  ショウガ } 消化を助けたり、体を温める作用があります。
脾だけでなく腎の働きも助けます。
  砂 肝
杜仲茶 ・・・利尿作用の他、強壮作用や流産防止作用があります。
冬 瓜 ・・・むくみ解消に。
気血 ナツメ(大棗) ・・・増血作用、滋養強壮の作用があります。
桃仁(桃の種) ・・・増血作用の他、血流改善の作用があります。
その他、いろいろな臓腑・
経絡の働きを助ける豆腐など
の豆製品、山芋、黒ゴマ、
クコの実
などの食材も
オススメです。
ユリの根=百合(びゃくごう)
生姜(しょうきょう)
ナツメ=大棗(たいそう)
山芋=山薬(さんやく)
黒ゴマ=胡麻仁(ごまにん)
クコの実=枸杞子(くこし)

また、日常生活の中でなるべく避けたいものもあります。
  妊娠を望むならば、まずは健康な体をつくることが何よりも大切です。
普段の食事から体質改善に気を配って、妊娠しやすい体を作っていきましょう。  


参考:
『i-wish ママになりたい 妊娠しやすいからだづくり』 不妊治療情報センター編集 発行シオン
『漢方・中医薬臨床マニュアル』 神戸中医学研究会 森雄材編著 医歯薬出版株式会社
薬膳情報.net



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